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「和田淳と世界のアニメーション」神戸アートビレッジセンター

当研究室出身のアニメーション作家、和田淳氏の上映会が、昨日6月18日(土)より神戸アートビレッジセンターで始まりました。

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和田淳と世界のアニメーション
神戸アートビレッジセンター
日時:2011/6/18(土)〜 24(金)

日本各地を巡回して地元神戸に帰って来た、という感じですね。
和田氏についてはこのブログのこちらこちらでも以前、紹介しました。

トークショーとかあるのかなあ、とインフォメーションを見てみたら、やはり初日の昨日にあったみたいですね。すでに終わってしまいました。

ただ、本日の日曜日(19日)は「CALF in 姫路」として、和田氏も含めたCALFのメンバーの上映会やトークショーがあるということです!!海外の映画祭などで高い評価を受ける日本のアニメーションを一同に見る事のできる機会、こちらも是非、お薦めです。
トーチカのワークショップもあるようです。トーチカさんにはうちの子供も昔、C.A.P.でワークショップに参加させていただきました(まだトーチカさんがメジャーになる前ですね)。(n.m.)

和田淳 略歴
1980年兵庫県生。大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学ぶ。2002年頃から 独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。『鼻の日』(05)がノーウィッチ国際アニメーショ ン映画祭短編部門でグランプリ、『そういう眼鏡』(07)がリオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭で最優秀若手審査員賞を受賞。新作『わからないブタ』がザ グレブ、アヌシー、広島、オタワの四大国際アニメーション映画祭にノミネートし、ファントーシュ国際アニメーション映画祭ではBest filmを受賞。最新作『春のしくみ』がベネチア映画祭オリゾンティ部門で上映される。
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by matsuo-art | 2011-06-19 01:13 | 映画  

ピアノ夜話 その8/ホルショフスキーと合気道の達人

先週の後半は京都で4日間連続で合気道の講習会に参加していました。日本全国さらには世界の様々な国からたくさんの合気道家がこの講習会に参加しに来ていて、そんな中にどっぷりと浸かって合気道三昧の4日間でした。
この講習会の講師はフランスから招かれた師範と東京の本部道場から招かれた師範、2人の師範が指導するものでした。どちらの師範の技もシャープで、無駄がありません。こうした技の数々を目の前で見、技をかけてもらって身体で感じ、自分でも実際にやってみて幾分なりとも体得しようと試行錯誤する場であることが、こうした講習会の意義なのです。

ところで、今回の2人の師範はどちらも60歳以上の年齢です。見た目は60歳には見えない若々しさではあるものの、年齢だけ聞けば「老人」と思われても不思議ではないお年です。こうした「老人」の師範が2時間も休みなしで屈強な若者や壮年の合気道家をバシバシ投げ続けるのです。
このお二人の師範に限らず、世界的に高名な合気道の師範はたいてい60歳以上ですが、所謂アスリートとしては一般的に言ってとっくに引退していてもおかしくない年齢の師範の技を学びに、世界中の合気道家が様々な講習会に集結するのです。これは合気道の技における身体の使い方の原理が、他の競技スポーツなどのそれとかなり違ったものであろうことを意味しています。

合気道ではよく「勝とうとしてはいけない」と言います。相手に勝とうとする意識は主客を分離させ、心に偏りを生じさせます。心が偏るとは、つまり「隙」があるということです。あるいは「居着く」(機敏に動かねばならない時に動けなくなってしまう)ということです。どちらも致命的なことです。だから合気道は、主客の境を無くし、力まず、自然の理のままに動いていくこと、あたかも「動くままに動く」ような境地を目指して稽古するのです。師範の無駄の無い動きで最大の効果を発揮するような技はそれを表現しています。これは一種の芸術ではないか、と僕自身は思っています。
(ただ、そうした境地に一挙に到達できるわけはないのは言うまでもないことです。そうしたレベルになるために、逆説的なことですが、まずは全身の動きを分析して意識化して行く作業が必要だし、相手をしっかりと感じて、どのように自分が動けば相手を効果的に動かせるか試行錯誤して行く作業が不可欠なのです。)

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ところで、最近、ミエチスラフ・ホルショフスキーというピアニストのCDを聴きました。1987年、東京でのリサイタルを記録したライブ盤です。この時、ホルショフスキー氏の御年95歳。音楽家はかなり高齢になっても活躍する人が多いですが、95歳の現役のピアニストというのは聞いたことがありません。楽器を弾いたことがある人は実感できるでしょうが、楽器を弾くのは非常に体力のいる作業です。ましてやリサイタルが成立する一定の時間、緊張感を持続しつつ音楽を生み出す作業は相当な体力が必要とされるのではないかと思います。

演目はバッハ、モーツァルト、ショパン、メンデルスゾーンなど。ここまで高齢となると出てくる音もヨレヨレなのではないか?と思いますが、CDを聴いてみると、芯があってしっかりした音で、指回りも非常に軽快です。ホントに95歳の演奏なのか?と信じられない気持ちです。しかしそんなことより、その演奏には、自己顕示や作為的な解釈からくる「力み」のようなものが微塵も無く、あたかも音楽そのものと一体になったかのような天国的な軽さがあり、そのことに非常に感銘を受けました。
ホルショフスキーは、ソリストとしてよりシゲティやカザルスの伴奏者として名を知られていた人なのですが、晩年その演奏の素晴らしさが再認識されて録音や公演のオファーが増えていったといいます。この東京公演前後のリサイタルを集めた他の盤などを聴いても、淡々と音楽の大海の中を歩んでいくような姿勢は変わりません。弾くがままに弾く。こういうのを「自然体」というのでしょう。ちっぽけな自己があーだこーだとこねくり回して出してくる「表現」ではなく、自己を超えた自然の潜勢力と一体化するようにして、こんこんと音楽が湧き出してくる様がはっきりと見て取れるようです。

ホルショフスキーは最終的には99歳まで現役で活動しました。100歳の記念のリサイタルが企画されたのですが、体調を崩してキャンセルされ、そのまま亡くなられたということです。

合気道の師範やホルショフスキー以外にも、年を取ってから非常に良い作品をつくったり、晩年近くになって新たな境地を開いた芸術家はたくさんいます。ベートーヴェン、モネ、セザンヌ、マチス、熊谷守一、チェリビダッケ、大野一雄、マヌエル・ド・オリヴェイラ、熊田千佳慕・・・。
若くて勢いがあり豪華絢爛な芸術も素晴らしいのですが、年を取ったら取ったでその経験値や思考の深まりに相応した境地があり、生命が続く限り変化、進化、深化、成長があります。当然のことかも知れませんが、だから芸術は面白いのだ、と思わずにはいられません。(Y.O.)
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by matsuo-art | 2011-06-15 00:13 | 音楽  

カタルーニャ国際賞受賞式での村上春樹氏スピーチ

9日にカタルーニャ国際賞を受賞した小説家の村上春樹氏。授賞式でのスピーチ全文が掲載されています。

東日本大震災について語られたこのスピーチは、自然災害が多いこの国土に住む我々の精神性と美意識にふれつつも、「非現実的な夢想家として」その倫理や規範を修復しなければいけない、と語っています。一般的な文脈では芸術家に対し否定的に使われるであろう「非現実的な夢想家」という言葉、それを”現実を動かす倫理”として肯定的にとらえ直したこのスピーチは、日本人みんなが共通して持つべき言葉ではないか、と思いました。(n.m.)
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by matsuo-art | 2011-06-13 23:34 | その他  

神戸芸工大学ビジュアルデザイン学科「やってみ展」

当研究室出身で神戸芸術工科大学2回生のTさんから展覧会の案内が届きました。ビジュアルデザイン学科2回生15人による【やってみ展】というグループ展です。
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場所は、神戸芸工大内のギャラリー 、セレンディップ。Tさんの他にもMさん、Yさん、Tさん、Yさん、Kさんなど、当研究室出身者が多数出展しています。

●2011/6/11(土)~6/15(水)  9:00~18:00 (日曜休館、15日は14:30まで)
●神戸芸術工科大学 市営地下鉄「学園都市」より徒歩6分
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by matsuo-art | 2011-06-12 18:42 | 展覧会