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美術館・アート情報「artscape(アートスケープ)」リポートにて

「artscape(アートスケープ)」という大日本印刷が運営する美術館・アート情報のホームページがあります。そこで、ギャラリー16で5月に開催した私の個展を取りあげていただいています。

「学芸員リポート」の欄で国立国際美術館 学芸員の中井康之さんが、京都の画廊の現状と関西ニューウェーブとも呼ばれた80年代当時の状況に触れながら、私の個展にも言及されています。
また、「artscapeレビュー」欄5月5日付では、美術ライターの小吹隆文さんにも「関西ニューウェーブの再評価を」というご意見とともに、書いていただきました。(小吹さんには会期中の京都新聞展評欄でも取りあげていただきました。)
(n.m.)
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by matsuo-art | 2009-06-25 22:07 | 展覧会  

「日本は負けますよ」蓮實重彦

6月17日の朝日新聞夕刊文化欄に蓮實重彦氏のコラムが載った。「誰かが何かの拍子にふと口にした言葉は、記憶のはしに引っかかってなかなか消えない」として、戦時中の「まだ空襲もほとんど体験していない」昭和18年、「海軍の優秀なパイロットだと聞かされていた遠縁のケンジさん」が夕食後に母と祖母の前でいきなり口にした「日本は負けますよ」という言葉について語っている。
「覚悟しといてください、と表情も変えずにいう制服姿のケンジさん。」

それから時が経ったある日、蓮實少年は、日本軍の海戦での被害を告げる朝のニュースの中で、空中戦の戦死者として挙げられたケンジさんの名前を聞く。
「幼いわたくしは、その朝、日本の敗北を確信した。」
氏が7才の頃の体験談である。

今、この時期に語られたこのコラムは、それこそ私の心に「引っかかってなかなか消えない」。世界の反対を顧みず核の配備を押し進めて孤立する近隣国の姿は、実はわずか70年ほど前の日本の姿でもある。そこにはいくら戦局が不利になっても”神風が吹く”と信じていた国民があった。また、アメリカが1930年代の不況から立ち直ったのはニューディール政策によってではなく、戦争特需のおかげだという話もよく聞く。

オバマ大統領のグリーン・ディールに期待はするものの、はたしてどこまで有効なのか。
しかし我々は、過去とよく似た情勢の中で、なんとしても戦争にだけはなだれ込んではいけない、という覚悟をしておく必要がある。(n.m.)
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by matsuo-art | 2009-06-19 22:43 | その他  

NIPP●NS

先月から京都市立芸術大学油画2回生のNさんに講師として実技指導に来ていただいていますが、N先生は、NIPP●NS(ニッポンズ)というパフォーマンス集団にも参加しています。京都芸大美術科の学生5人で結成されたNIPP●NSの、昨年の京都芸大 芸大祭におけるライブ・ペインティングの様子がHPで見ることができます。
NIPP●NS
当時「Nさんがライブ・ペインティングをする」といううわさは聞いていて、まだ一回生でしたし、どのようにするのだろう、と思っていましたが、 2m×10mの大きなパネルに、セーラー服を着て制作している様子はなかなか楽しそうです。お客さんといっしょに描いている様子も良いですね。
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私も一度、美術館のピロティで公開制作をしたことがありますが、普段制作しているそのままのリズムで描いていても見ている人は退屈するだろうし、それなりに段取りなどを考える必要があります。コスプレ+観客参加型というのは良いアイディアですね。

NIPP●NSは、この5月の四芸祭(東京芸大、愛知芸大、金沢美大、京都芸大の4つの芸大が合同で行うお祭り。毎年各大学が持ち回りで実行委員+会場となり、今年は東京芸大の予定だった)でも東京上野公園噴水広場でライブペインティングを行う予定だったのですが、新型インフルエンザ騒動で四芸祭自体が中止になってしまいました。新たなコスプレや音楽の演奏に合わせて、などバージョンアップが用意されていたそうですから、またの機会を期待しましょう。(n.m.)
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by matsuo-art | 2009-06-13 10:37 | 美術  

「杉本博司 歴史の歴史」展 国立国際美術館

昨日、国立国際美術館「杉本博司 歴史の歴史」展へ行ってきました。うわさには聞いていましたが、これは現代美術作家の個展としてたいへんすばらしい展覧会で、まだ見に行っていない人には是非見に行っていただきたいと思います。
会期は明日の6月7日(日)までと差し迫っていますが、わざわざ行く価値のある展覧会です。良い展覧会がどうしても関東に集中してしまうなかで、身近でこれだけの規模で充実した企画に出会える機会も少ないと思います。(n.m.)
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by matsuo-art | 2009-06-06 12:25 | 展覧会