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共通テスト前と当日のアドバイス 2022年度入試

15日(土)から共通テスト試験が始まります。コロナ禍での実施で急な変更事項等があるかもしれませんが、落ち着いて自分のやれることに集中していきましょう。

現場で実力を発揮するには ”適度な緊張” が必要です。多少の緊張はあったほうがよいのですが、緊張しすぎるとうまく力が発揮できません。以下は、かつてNHK教育テレビで放送されていた「テストの花道」の内容がテスト前と当日のアドバイスです。

●共通テスト1週間前の心得として先輩受験生の体験談や失敗談から導かれた格言は、「実力を発揮するなら普通どおり」。新しい事はやらないほうがいい、ということです。

●たとえば苦手科目を最後に集中的にやりすぎて肝心の得意科目の勘が鈍ったという失敗例。合格した先輩たちは、基礎をまんべんなく見直すことを勧めています。実践をしながら、まちがったところの基礎を見直すのがよいようです。

●親にも変わった事はしてほしくない、と言っていましたが、試験前にトンカツなどの食べ慣れない揚げ物を食べ過ぎて胃もたれになった、親の出すハーブティーを断れずに飲み過ぎて体調不良、など食事に関する失敗例は、どれも良かれと思い普段と違うことをしたから。不安を感じる新たなことには断る勇気も受験生には必要です。

テストには時間配分がとても大事なので時計は必需品です。これについては当研究室テキストの「入試前の心得」にも書いています。実は研究室の受験生で実技テストで時計を忘れていって時間が分からなかったという失敗をした人がいましたが、わからない分、デッサンを早め早めに進めて、今までで1番充実したデッサンに仕上がった!という怪我の功名の人もいます。でもそれは例外なので、時計は必ず持っていきましょう(現場でスマホは使えません)。
また、普段から持参する時計に慣れておきましょう。その時計を使って時間を測りながら想定問題集を解く練習を事前にしておくと、本番での時間配分を実感しておくことができます。

本番で注意することとしては、マークミスが一番に上がっていました。途中でマークがずれている事に気づいたら焦ってしまいます。絶対に避けましょう。
対策としては大問1問ごとにチェックする、ということ。また、わからない問題にも、とりあえずどれかマークしておいて後で見直すという印をつけて先に進む、そうして空白の問題を作らない事でマークのズレを防ぐ、というアドバイスもありました。
あと、トイレの場所を確認しておくことも大切、ということでした。

●受験当日の用意として、以下の5つを挙げていました。
1、会場までの道のりを調べておく。
2、試験会場で勉強する専用ノートを作っておく。
3、軽食を持参。
4、体温調節できる服。
5、下痢止め。

●試験現場で緊張しないための対策もいくつか紹介されていましたが、なかでも「筋弛緩法」は、効果がありそうです。
体に力を入れて筋肉を収縮させてから一気に力を抜いて筋肉の緊張をゆるめるという方法ですが、紹介されたやり方は、それを目、口、肩で行うというものです。試験会場の現場で行うのにちょうど良くて使えるのではないでしょうか。本番で緊張しそうな人は今から家で勉強する前にやって慣れておいて、現場の会場に座ってからもやってみてください。(実際やってみると、緊張すると出にくくなるという唾液が分泌されるのが実感できます。)

これらを参考にして、受験生はこの時期、そして共通テスト本番を乗り切っていきましょう。

松尾美術研究室

by matsuo-art | 2022-01-02 14:23 | その他  

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