アゲハチョウの羽化 2014
ベランダにあるステンレス物干の足部分で蛹化していたアゲハチョウが、今日、羽化しました。昼の11:30頃に気がつくとすでに蛹から出て羽を広げ、ゆっくりと動かしているところ。蛹から出て来るところを見たかったのですが、今年もまた見逃しました。ベランダにあるスダチの木に今年もアゲハが飛んできては卵を産みつけているのですが、今日蛹化したアゲハは、その先陣を切って蝶となった一匹です。スダチの葉っぱを全体の半分くらいばりばりと食べてしまって困ったものだと思っていましたが、特に対策を取ることなく放っておくと、ステンレス物干の足で蛹化してしまった(6/9頃)。
つるつるしたステンレスは羽化した蝶の足場には向いていなくて、羽化途中で落ちてしまうと飛ぶことができなくなり死んでしまう。どうしてそこを選ぶかなあ、と思いながら布を巻いて足場を作ってあげました。でも、蛹と布の間が少し空いてしまったので、そこも埋めといた方がいいかな、と思っていた矢先の羽化。
昨年の羽化直前には中の羽の黒い模様が透けて見えていたのですが、まだそんな様子は見えなかったので、うっかりしてしまった。でも、ちゃんと布にしがみついていたので良かった。発見して30分程で飛び立っていきました。
2013年 アゲハ羽化
2013年 アゲハ幼虫 蛹化
2012年 キアゲハ羽化
2012年 キアゲハ蛹化
ちなみに、スダチの葉がこれ以上食べられるのは困るから、他の幼虫は1齢、2齢の時にスダチからパセリに移動してもらっているのですが、食事環境が悪いのか、鳥にでも食べられてしまうのか、蛹化できるまでに育っている個体はまだいません。(n.m.)
by matsuo-art | 2014-06-22 21:37 | 自然