「LIFE 永井和正ポスター展」大阪難波dddギャラリー

大阪難波のdddギャラリーで「LIFE 永井和正ポスター展」(先月30日で終了)を見ました。
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永井一正氏と言えば昔は抽象的なデザインのポスターと言った印象でしたが、近年は手描きの動植物をモチーフにした「LIFE」シリーズの連作を手掛けています。実は私は、その先駆けとなったオオカミの図柄の、美術の教科書にも載っている「I'M HEAR」(1992年)は知っていたものの、「LIFE」シリーズは知らなかったのです。今回のこの展覧会のチラシで知り、永井氏が描く象や鹿の瞳にすっかり惚れ込んでしまいました。それで最終日になってしまいましたが、見に行ってきました。
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2007年や2010年の動物の顔シリーズ、2005年の動物の顔半分シリーズ、2011年の花の球根から象やサイが出てくるシリーズ、2009年の鳥と植物のシリーズ、2013年のふくろうと不思議な動物のシリーズ、それに1999年の鳥の卵シリーズや2001年のキノコの胞子シリーズ、2008年の樹木の断面(?)と花シリーズ、などなど、動植物をモチーフに絵を描くことが多い私に共鳴してくるものが多々ありました。
永井氏は今年で83才。デザイン界の重鎮でありながら、なおも瑞々しく魅力的なイメージを提示され続ける姿は尊敬に値します。
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人間から樹木が生えているシリーズは、すでに1996年に出されています。これは「LIFE TO SHARE」というタイトルだから地球視線で見る生命の循環を示しているのでしょう。この国では人は土葬しなくなっているので、そうした循環からはみ出てしまっているわけですが、この図像は人間主体でなく自然主体で見たときの本来のあり方を示唆してます。
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画廊はそんなに広くはないので3段掛けくらいでびっしり展示してあり美術館展示のような開放感はありませんでしたが、たくさんの種類の「LIFE」を、実物の大きなサイズで見ることができてよかったです。
ところで次回、このdddギャラリーでは「2013 ADC展」が開催されます(9月10日(火)〜10月25日(金))。当研究室生徒のO君が東京で見て感動したという「Graphic Design in Japan 2013展」のカタログに掲載されていた受賞作のイラストに、これまた私は一目惚れしてしまったのですが、そのデザイナーの方が「2013 ADC展」に会わせてキャラリートークに来られるというので、是非見に行こうと思っています。(n.m.)
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by matsuo-art | 2013-09-01 14:36 | デザイン  

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