アゲハチョウの飼育 幼虫 蛹
ベランダのすだちの木にアゲハチョウの幼虫を発見したのは6月25日。そのままではすだちの葉っぱがすっかり食べられてしまいそうなので、プラスチックケースに移して飼うことにしました。発見したのはこの状態。2玲かな?アゲハチョウの幼虫は最初、鳥の糞に模した擬態をしています。
ケースの中では定位置をキープ(6月28日)。
大きな糞になったなあと思って見ていたその日の午後には、緑色の芋虫に変身(7月1日)。
一度、少なくなった葉っぱから下の土に降りてうろうろし出したので、蛹化する場所を探し出したのかもしれないと、木の枝や板を置いたら、枝につかまってじっとし始めた。でも、試しにすだちの葉っぱを足して置いてやると、むしゃむしゃと食べ始めた(7月6日)。
ほとんど完食した後、また枝に行ったのですが、
実際に蛹化する場所に選んだのはプラスチックケースの壁!そこにしたのかーという感じ。
プラスチックケースの壁だと羽化した蝶がつかまるところがなく、落ちて死んでしまうそうなのです。
でも、前蛹化としてしばらくじっとした後、そこで夜中に下を向いて糸を吐き始め、蛹化を開始しました(7月8日)。
翌日7月9日にはしっかりとした蛹のかたちになっていました。プラスチックケースの色に合わせて薄い色になっていますね。やはり擬態でしょう。昨年のキアゲハの蛹も、蛹化した場所によってそれぞれ違う色でした。
羽化には7日~10日くらいかかると言います。それまでに羽化した蝶がつかまれるような網などの施しをしておかなければいけません。(n.m.)
by matsuo-art | 2013-07-11 12:59 | 自然