「解剖と変容:プルニー&ゼマーンコヴァー チェコ、アール・ブリュットの巨匠」展 兵庫県立美術館

兵庫県立美術館「解剖と変容:プルニー&ゼマーンコヴァー チェコ、アール・ブリュットの巨匠」展(25日(日)まで)へ行ってきました。
f0189227_2274345.jpg

この展覧会はアール・ブリュットの作家の中でもチェコ出身の画家アンナ・ゼマーンコヴァー(1908‐1986)とルボシュ・プルニー(1961‐ )の2作家の作品を中心に紹介しています。私は2008年のアール・ブリュット展(滋賀県立美術館)でゼマーンコヴァーの作品を初めて観てファンになっていたので、この展覧会があるのを知って、以前から楽しみにしていました。でも、この時期はとても忙しいということもあったし(ヴェンダースのピナ・バウシュ3Dは残念ながらパスしてしまいました)、その上で、今回は90分のドキュメンタリー映画の上映があるということでなかなか行く時間がとれず、会期終了間際の今日、やっと行ってきました。

90分のドキュメンタリー映画は取り上げられている作家が今回の出品作家というわけではないし、特に私が興味を持っている作家でもないので、見ないでもいいかな、とも思っていたのですが、せっかく行くのだし見ないのも損か、という思いもあり・・・結局、60分ほど見て出てきました。NHKのドキュメンタリーのように分かりやすく淡々と伝えてくれればいいのだけれどそうではなく、また有名なヘンリー・ダーガーが出て来るまで見ようと思っていたけれど、いつまでたっても出てこないので、あきらめました。

私はabcdのコレクションは玉石混交だな、と思っているのですが、別にアール・ブリュットに限らず、すべての芸術と呼ばれているものが1個人の価値観から見たら玉石混交なわけで「これはすばらしい」と思うものを掴み取っていって、自分の価値観で宝石を見つけてくものなのだろう、と思います。

展示自体は、展覧会テーマによる共通項はあるかもしれませんがそれは恣意的なものだし、それぞれを一人の表現者としてきっちりと伝えればよいと思うので、2人の作品を平行に展示して見せる理由がよく分からなかったですが、植物などの有機的な形象によるゼマーンコヴァーの作品がたくさん見られたのは良かったです。60年代から80年代にかけて制作されていますが、個人的には60年代後半から70年代にかけての作品が特に興味深く思いました。(n.m.)
[PR]

by matsuo-art | 2012-03-23 21:13 | 展覧会  

<< pina/ピナ・バウシュ 踊り... 盛井咲良 「パーティーナイト・... >>