夏目漱石「草枕」と、ポニョ
このブログの昨年11月4日に、夏目漱石の小説「草枕」に出てくるミレイ作「オフィーリア」について書きました。同じく11月17日には宮崎駿監督「崖の上のポニョ」についても書きました(その後、DVDで観ました)が、その2つを結びつける記事を発見しました。芸術新潮2008年9月号のミレイ展紹介記事の中です。
『「ハウルの動く城」制作後、漱石全集を読み耽けっていた宮崎駿監督は、「草枕」にある「オフィーリア」についての記述に興味を持ち、実物を見てみようと訪英。絵に対面しての感動が、「精度を上げた爛熟から素朴さへ舵を切りたい」との思いをかきたて、CG不使用、手書きオンリーの「崖の上のポニョ」が生まれた。』
さらに、『ポニョの母グランマンマーレが仰向けに海中をすすむ姿も、もちろん、「オフィーリア」に想を得ているのだろう。』とある。
なるほど。(n.m.)
by matsuo-art | 2010-01-22 22:10 | その他