「ラグジュアリー」展/オディロン・ルドン「若き日の仏陀」

今日は京都国立近代美術館に「ラグジュアリー」展を観に行ってきました。

16世紀から現代まで、様々な時代に作られたドレスが効果的に展示されていて、僕のようにファッションに疎いものにとっても、会場を眺め歩くだけでなかなかに楽しめる展覧会でした。
個人的にはイヴ・サンローランのドレスやワンピース、三宅一生のプリーツ素材のドレスのシルエットの美しさが印象的でした。コムデギャルソンはワンセクションを丸まる使って多くの展示がされていましたが、同時にその壁面には、服を平面に置いて撮影した写真が展示されており、そのデザイン思考の特異性が強調されていました。

その後4Fの常設展示室に行ってみたら、オディロン・ルドン「若き日の仏陀」(1905)がありました。

この作品は、かなり前にこの常設展示室で偶然目にして、その魅力に引きつけられるようにしばらく立ち尽くして見入ってしまったことがあります。それ以来この絵が大好きになってしまいました。自宅のトイレの壁にこの作品のカラーコピーを貼付けて毎日眺めるほどですが(トイレの壁にはほかの作品も貼付けてありますが・・・)、全く見飽きるということがありません。
背景の青や緑の豊かな諧調や、筆触の自由さ、隅々にまで神経の行き届いた細かな描き込み(しかし固くなることがない)、顔はなぜか線描だけであっさり描いてあるのだがそれがまた良い。
今回はその絵の具の扱いに特に注目しました。かなり即物的な扱いをしているのですが、丹念に不透明色を重ねていたり、所々固い不透明な絵の具の上に透明な絵の具を刷り込んでいたりと、かなりのこだわりを感じます。また、描かれてから100年経つ絵なのに、絵の具のひび割れが全く見えないことにも驚かされました。

またこの次に対面するときにはどのような見え方をするのか、楽しみです。(Y.O.)

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by matsuo-art | 2009-05-23 23:23 | 美術  

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