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個展最終日

個展最終日の朝、神戸で新型インフルエンザ発生のニュースが飛び込んできました。画廊が開く12時に行くつもりでしたが、情報の確認と休校連絡の対応をしているうちに、到着が2時になってしまいました。

画廊には研究室卒業生が4人待っていてくれてうれしかったのですが、それでも2人の卒業生は残念ながら待ちきれずに帰ってしまっていました。
長い間待ってくれていた皆さん、また、卒業生のGさん、Oさんをはじめ、お会いできなかった皆さん、遅れて申し訳ありません。

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今回の個展は、展示前にイメージしていた障壁画のような空間が期待通りに出現して、結果的にこれら80年代の作品たちに、ぴったりの展示空間だったと思います。4点のうち3点はいままでにも美術館などで幾度か展示してきましたが、今回の展示が一番良かったように思います。

描かれた形象が見る人と身体的サイズで対峙し、タッチの一筆一筆が大きく見える距離感でした。気がつけばこれらの作品を描いてからすでに四半世紀が経とうとしているのですが、見に来てくれた人たちからは「古びていない」とのありがたい評価を多くいただきました。

搬出はIさん、Aさんに手伝ってもらって、たいへん助かりました。京都精華大学版画卒業のIさんは、1週間後にアーティスト・イン・レジデンス(現地に一定期間滞在し、制作をする制度)でドイツに旅立つとのこと。新型インフルエンザの影響で渡航もすんなり行くかどうかわかりませんが、無事な旅を祈っています。(n.m.)

by matsuo-art | 2009-05-16 22:14 | 展覧会  

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